2021-05-31 [長年日記]

平成怪奇小説傑作集3, 君たちは絶滅危惧種なのか?, 薬屋のひとりごと 11 [novel]

面白かった作品を挙げようとしたら、ほとんど全部の名を並べてしまう感じ。
傑作選万歳。強いてがんばって厳選すると。
『雨の鈴』小野不由美 雰囲気がとてもよかった。
『深夜百太郎』舞城王太郎 怖かった。
『海にまつわるもの』黒史郎 実話系(?)のよさ。
平成怪奇小説傑作集3 東 雅夫 編


p202
「(略)この界隈で活動をしていれば、仲間だけではなく、世界中の研究者とやり取りをすることになります。そうした通信まで、すべてを隠すことはできません。研究者が最も、籠もることが難しい職業といえます」

わかる。

(続けて)
「それは、思いもしませんでした」僕は微笑んだ。「自分たちは、籠もっていると、みんな感じているはずです」
「むしろ、周囲の人たちと一緒に生きていると自覚している一般人の方が、傍観すれば、意見や知見を交換せず、一人で生きている、いわば孤独な生活と言えます。我々人工知能は、そのように評価しています」

シャープな会話。
君たちは絶滅危惧種なのか? 森 博嗣


面白かった。
冒頭モノローグを額面通りに受け取っちゃいけないとわかっていたので意外ではないが、しかし「そこか!?」となった。
薬屋のひとりごと 11 日向夏